ACL(AFCチャンピオンズリーグ)

AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League) ACLは、アジアサッカー連盟(AFC) が主催するクラブの国際大会。略称はACL。2002年-2003年シーズンに発足した。それまでは各国のリーグ優勝クラブによるアジアクラブ選手権、カップ戦優勝クラブによるアジアカップウィナーズカップと、この2大会の優勝クラブによるアジアスーパーカップの3大会があったが、これらを統合してアジアの実力ナンバー1クラブを決定する大会として行われるようになった。優勝クラブには50万USドルの賞金が贈られると同時に、同年度12月に開催されるFIFAクラブワールドカップの出場権が与えられる。

ACL 大会形式

大会形式

出場条件
大会に出場できるのは基本的に前年度の国内1部リーグ、及び国内カップ戦で優勝したクラブと、前回の当大会の優勝クラブ(予選免除)だが、2002年-2003年シーズンに、一部の国のクラブが参加辞退したケースが目立ったため、2004年シーズンにはAFC所属国の中の国別ランキング(通称AFCランキング、UEFAランキングと同様にクラブの成績によって算出)上位14ヶ国・地域にそれぞれ2クラブの出場権を与える形となった。ちなみに、AFCランキング15位~28位の国に所属する優勝クラブはAFCカップ、更に29位以下の新興勢力国の優勝クラブについてはAFCプレジデントカップにそれぞれ出場する。


2006年現在の大会システム

グループリーグ
東部地区(東アジア・東南アジア地域)では12チームを3グループに、西部地区(中央アジア・西アジア・中東地域)では16チームを4グループにそれぞれ抽選によって振り分ける。 東西ともに、それぞれのグループでホーム・アンド・アウェー(H&A)による総当たり戦を行い、各組1位が決勝トーナメントへ進出。


決勝トーナメント
各組1位の7チームに前回の優勝チームを加え、決勝まで一貫してH&Aでのトーナメント方式で行われる

日本での出場条件と過去の出場クラブ

日本での出場条件
※2006年現在

Jリーグ・J1の年間優勝クラブ
天皇杯の前年度優勝クラブ
上記が同一クラブの場合、J1の年間準優勝クラブが繰り上げ出場


過去の日本の出場クラブ

アジアクラブ選手権時代
第1回 不参加
第2回 3位・東洋工業サッカー部
第3回-第5回 不参加
第6回 優勝・古河電気工業サッカー部(決勝戦で遼寧省を1-0で破る)
第7回 優勝・読売サッカークラブ(決勝戦で対戦相手のアル・ヒラルが棄権)
第8回 1次リーグ敗退・ヤマハ発動機サッカー部
第9回 準優勝・日産自動車サッカー部
第10回 1次リーグ敗退・日産自動車サッカー部
第11回 途中で出場辞退・読売サッカークラブ
第12回 4位・ヴェルディ川崎
第13回 3位・ヴェルディ川崎
第14回 準々決勝敗退・ヴェルディ川崎
第15回 準々決勝敗退・ヴェルディ川崎
第16回 準々決勝敗退・横浜マリノス
第17回 準々決勝敗退・鹿島アントラーズ
第18回 優勝・ジュビロ磐田
第19回 準優勝・ジュビロ磐田(決勝戦でアル・ヒラルに2-3で敗れる)、準々決勝敗退・鹿島アントラーズ
第20回 準優勝・ジュビロ磐田(決勝戦で水原三星ブルーウィングスに0-1で敗れる)
第21回 準々決勝敗退・鹿島アントラーズ
※第19回大会については前回優勝枠でジュビロが出場したため、2チームが日本からエントリー。